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クローン病

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クローン病
クローン病は厚生労働省の特定疾患(難病)に指定されています。回腸末端(小腸の最後の部分)を中心に、消化管のどの部位にも起こり得る原因不明の慢性の炎症性腸疾患で、消化管の粘膜に潰瘍ができ、肉芽腫(病変の盛り上がり)を形成したり、管状の孔があいて、周囲の臓器とつながってしまったり、離れた場所に転移するのが特徴で、再発率の高い慢性の病気です。
主として若年者に比較的多く発症します。原因は不明で、現在のところ遺伝的因子、環境因子(ウイルスや細菌などの微生物感染、腸内細菌叢の変化、食餌性抗原など)などが複雑に関与し、免疫系の異常反応が生じていると考えられています。また食生活の欧米化による脂質摂取の変化なども関与していると考えられます。

食事と対策

基本となる15のポイントはこちら→

1控えたい食品

  • 乳製品は取らない方が良いでしょう。(クローン病の人は乳糖不耐症の人が多いです)
  • 刺激物、冷たい飲食物、香辛料、炭酸飲料、アルコール飲料、コーヒーは避けましょう。
  • 脂質は20g/日以下に制限します。脂肪酸組成n-6系(オメガ6)を多く含む食品や油脂を多く含む食品(紅花油(サフラワー油)、ひまわり油、綿実油、大豆油、コーン油)を控えます。特に、ファストフードや油で揚げたスナック菓子、肉や加工食品は控えます。
  • シュウ酸を多く含む食品(ほうれん草、チョコレート、ココア、ピーナッツなど)に注意します。
  • 玄米食は避けたほうがよいです。主食は、胚芽米、分づき米を使いましょう。ただし玄米粥や、繊維が微粉末となっている玄米粉・玄米発酵食品などは適量なら問題ありません。

2効果的な栄養素、食品

  • 消化酵素は消化を促し胃腸の負担を減らします。(山芋(生)、大根(生)、麹菌で発酵させた食品(生味噌、玄米発酵食品など))
  • 腸内の善玉菌を増やすもの。(オリゴ糖、乳酸菌やビフィズス菌の多い食品)
  • IPA(EPA)とDHAは炎症を抑える作用があるので、適度に取るようにします。IPA(EPA)とDHAはn-3系に属する脂肪酸です。(青背魚(さば、いわし、さんま))
  • n-3系の植物性油脂のα-リノレン酸を含む油(しそ油、えごま油、亜麻仁油)は良いでしょう。

3食べ方、生活習慣のポイント

  • 下痢による栄養障害を改善し、腸を安静に保つことが基本です。
  • 下痢が続くと脱水、電解質異常、貧血、低たんぱく質血症などを起こすことがありますので、植物性のたんぱく質(豆類、大豆製品、粉末大豆など)、ビタミン、ミネラルは充分補給してください。

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