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病気別おすすめ簡単レシピ
肝臓の主な働き
  1. 糖質、たんぱく質、脂質の代謝
    • 糖質:ブドウ糖(エネルギー源)→グリコーゲン(貯蔵)
    • たんぱく質:アミノ酸の合成・分解
      例: 免疫抗体のグロブリンの合成
        血中のアルブミンの合成
        アミノ酸を分解してアンモニア(尿素)にします
    • 脂肪:リン脂質、中性脂肪、コレステロールを合成、一部はエネルギーになります
  2. 解毒機能(薬事、アルコール、アンモニア、毒物など、身体に有害な物質を酸化、還元、加水分解あるいは抱合により無毒化します)と排泄機能(血液を介し、尿に送り込んだり、胆汁の中に送り腸から便として排泄します。
  3. 胆汁の合成・分泌:最終排泄物の排出と脂肪の消化吸収
  4. 造血・血液凝固に関与
  5. ホルモンの不活性化
  6. ビタミンの貯蔵と活性化
  7. 全身の血液循環の調節

病気の分類

【肝炎】
日本で一番多い肝臓の病気は肝炎ウイルスの感染で起こるウイルス肝炎です。(現在6種類わかっています)

A型 経口感染(飲食など)。潜伏期間は2〜6週間、慢性化しません。
B型 血液を介します(医療事故、性行為、母子感染)。潜伏期間は1〜6ヶ月、急性肝炎、持続感染(HBキャリア)ごく一部が慢性肝炎から肝硬変になります。
C型 血液を介します(輸血、性行為、注射針=入れ墨、針治療、ピアスの穴あけ)。キャリアがあり、慢性化しやすいです。
D型(東南アジア、中国)、E型(東南アジア、中国)は、日本でも2003年に見つかりました。G型(アメリカで見つかりました)は、詳細は不明で日本にはありません。

※肝炎は急性と半年以上続く慢性に分けられ、急性の中でも慢性に移行しやすかったり劇症肝炎を起こすものなどがあります。その他アルコール性肝障害、中毒性肝障害、薬剤性肝障害があります。
【肝硬変】
長期にわたって肝細胞が壊される状態で、肝臓がかたくなったり、表面に大小の隆起が生じてでこぼこしてきます。
【脂肪肝】
糖尿病や肥満が原因である過栄養症のものと、アルコールや栄養失調症に起因する低栄養症、または薬剤や妊娠によって起こるものもあります。

食事と対策

基本となる15のポイントはこちら→

  1. 肥満しないように過食に気を付け、腹八分目を心がけます。未精白米(みせいはくまい)に雑穀を混ぜたり、パンや麺類も全粒か未精白(みせいはくまい)にします。糖質はグリコーゲンとして適当量が肝臓に保有されているときは、毒物に対する抵抗力が強く、再生もすぐれているのでビタミン、ミネラルとバランスよく充分に摂りますが、過食は脂肪肝を招くので注意します。
  2. たんぱく質は植物性食品から摂るようにします。肉や乳製品は血液を汚す原因になるので、できるだけ控えます。メチオニンは抗脂肪肝因子です。
  3. 脂肪を過剰に摂らないようにします。(総エネルギーの20〜25%/日以下)特に黄疸のあるときは制限します。
    • 動物性脂肪などの飽和脂肪酸は肝臓に負担をかけるため避け、ごまや未精白穀物(みせいはくこくもつ)などに含まれる自然の油脂から摂取します。
    • 加熱した油脂、古くなった油脂は過酸化物を含み、肝臓毒となるので使用しません。
  4. 白砂糖、刺激になる香辛料はできるだけ避けます。
  5. ビタミン・ミネラルを充分に摂ります。玄米発酵食品をビタミン源として、多めに摂ります。 肝臓の障害がある場合、ビタミン・ミネラル類の貯蔵状態が悪く、しかも充分に活性化されないため、ビタミン・ミネラル不足になりやすいので、新鮮な野菜を充分に摂ります。
  6. タバコは禁止。アルコールは原則として禁止するのがよいでしょう。(急性肝炎は禁止)
  7. 合成添加物や農薬付着の食品には注意をはらいます。肝臓は、天然食品中のものは無毒化できても、人工的に合成されたものの解毒は困難なため、肝臓に負担をかけることになります。
  8. 便秘予防。化学合成物質などの体内異物排泄のために、(5)と同様に野菜・海藻類などで、食物繊維を充分に摂るようにします。
  9. 抗酸化食品を摂ります。
  10. 過食を避け食後は安静を保ちます。規則正しい生活を送るようにし、食事時間を規則的にしましょう。

効果的な食品と成分および注意点

たんぱく質:肝細胞の再生を促します
→納豆、豆腐、大豆プロテイン、しじみ、いわし、みそ、さやえんどう、なす、じゃがいも
タウリン:肝機能を高めます
→しじみ、あさり、タコ、イカ
ビタミンC:抗ウイルス作用
→枝豆、ピーマン、トマト
ビタミンB群:糖質の代謝に働きます
→納豆、きのこ
解毒機能を強化するクルクミン
→カレースープ、うこん
肝機能を改善するグルタチオン
→ブロッコリー、タラ
便秘を防ぐ食物繊維
→野菜全般、玄米、豆類
抗酸化食品 ポリフェノール成分のファイトケミカル
例:ゴマリグナン=セサミン、セサミノール、セサモリン=ごま

※ 自覚症状のない肝臓の病気は油断大敵。体重のコントロールと、過労やストレスを防いで、原因(肥満、アルコール、糖尿病、ウイルス)の克服を図るようにします。

※ 肝臓病患者の食事療法は、献立の選び方だけでなく、食べ方にも注意する必要があります。偏食、ムラ食い、早食いはしないように注意しましょう。

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