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お悩み・症状別食事法

心臓のトラブル

お悩み・症状別おすすめ簡単レシピ
狭心症
心臓を動かす筋肉(心筋)に栄養分や酸素を運ぶ冠動脈が動脈硬化、粥状硬化(アテローム性動脈硬化)などで狭くなったり閉塞したり、けいれんのために内腔が狭まり心筋が一過性に酸素不足(虚血)に陥った状態です。主な症状は胸、とくに左胸の痛みや圧迫感などの首が締まるような感じ、背中の痛み、頭痛、動悸、息切れ、めまい、などの症状を訴えることもあります。安静にしていると、数分から20分くらいで症状は消えます(30秒から5分以内が大部分)ので、すぐに命にかかわることは少ないですが、放っておくと心筋梗塞に進むことがあります。
心筋梗塞
狭心症と同様に激しい胸の痛みを感じますが、死ぬかと思う程激しく、安静にしてもおさまらず30分以上続きます。以下のような原因が考えられています。(遺伝的因子、脂質異常症、糖尿病、高尿酸血症、肥満、高血圧、喫煙、性格とストレス)
心不全
  • 心臓の右心室は収縮して肺に血液を送り出すポンプの働きをします。この収縮力が低下して、全身の静脈系にうっ血する状態を右心不全といいます。下肢からむくみが始まります。
  • 左心室は肺から送り返されてきた血液が左心房を経由して入ってきたのを、全身の動脈に送り出すポンプの働きをします。この力が低下して肺静脈にうっ血する状態を左心不全といいます。こちらは呼吸が苦しくなって呼吸するたびに、喉がぜーぜー、ひゅーひゅーとなるので心臓喘息ともいいます。身体を動かすと動悸や息切れがします。重症になると夜寝た時に空咳が出て風邪と間違えたりします。進行して息苦しくなったとき、上半身を起こして寝ると楽になるのが特徴です。

食事と対策

基本となる15のポイントはこちら→

1効果的な栄養素、食品

  • 主食は未精白穀物にします。(玄米や分づき米、玄米発酵食品、そば)玄米などの未精白の全粒穀物の摂取の多いグループ(1日あたり平均約44g)では、心臓病の危険因子とされる血中ホモシステイン値が、ほとんど食べない人に比べて17%も低かったという研究結果が「米臨床栄養学雑誌」で報告されています。
    また食物繊維が多いので、量的に少なくても満腹感があり、過食を防ぐことにつながります。ただし、逆によく噛まないと、膨満感があり心臓に負担がかかるので注意します。
  • マグネシウムは、心臓の筋肉や血管の緊張をゆるめます。(野菜、海藻、きのこ、玄米、玄米発酵食品
  • n-3系油脂(α-リノレン酸、IPA(EPA)、DHA)は、血管を拡張させ、血液の流れをスムーズにします。(青背魚(さば、いわし、さんま)、魚油、しそ油、えごま油、亜麻仁油)
  • 心臓の血管の老化を防ぐため、抗酸化力の高い食品を取ります。(野菜、海藻、玄米、大豆、ごま)
    抗酸化力の高い食品についてはこちら→
  • 便秘があれば解消するよう、食物繊維を充分に摂取してください。
    食物繊維・便秘対策の食事法はこちら→

2控えたい食品

  • 飽和脂肪酸を含む肉類や牛乳は避けます。たんぱく質は大豆や豆製品、魚介類から取ります。
  • 白砂糖・嗜好飲料は避けます。白砂糖やそれを多く含むジュース類、菓子類、アルコール飲料は避けます。また、果糖の多い果物の取りすぎも注意します。
  • コーヒーは控えます。
  • 飲酒は、食欲が増して、つまみの食べ過ぎや過食につながるので控えます。
  • 高血圧の予防が重要です。食塩の取りすぎに注意します。成人男性1日8g未満、成人女性1日7g未満が目安ですが、日本高血圧学会ガイドラインでは1日6g未満、WHOでは1日5g未満となっています。
    その他高血圧に対する食事法はこちら→

3食べ方、生活習慣のポイント

  • 過食すると狭心症は発作を起こしやすいので、肥満を防ぎ、適正体重を維持します。特に朝食は軽めとします。
    体重管理についての食事法はこちら→
  • 動脈硬化を防ぐことが重要です。
    動脈硬化に対する食事法はこちら→
  • 夜遅く食べて、胃の充満感があるまま就寝するのは避けましょう。
  • 毎食後安静を保ちましょう。
  • 適度な運動をしましょう。激しい運動はよくありません。心拍数が1分間に110位までを目安にします。
  • 虚血性心疾患、高血圧、心不全、糖尿病、高脂血症などの合併症のある場合は、水分調節が必要になります。
  • たばこは禁止します。
  • 便秘をしないこと。
    便秘対策の食事法はこちら→
  • 規則正しい生活と睡眠時間の確保。

薬を飲んでいる人の注意点

  • カルシウム拮抗剤:グレープフルーツに含まれるナリンジンが、肝臓での薬物代謝を阻害するので、グレープフルーツとそのジュースは避けます。
  • アスピリンなど抗血小板薬:刺激物は避けます。禁酒。
  • ワーファリンなど抗凝固薬:ビタミンKの多い納豆やクロレラ、青汁の摂取は禁止とします。その他ブロッコリー、ほうれん草、小松菜など野菜類にもビタミンKは比較的多く含まれますが、多量に食べなければよいでしょう。血液凝固に影響するビタミンKの摂取量を示す報告はないので、医師によっては食事制限をせずワーファリンの量で調節する場合もあります。

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