メタボリック症候群である27人の被験者に白米食もしくは玄米食を8週間ずつ食べてもらい、その時のメタボ、血糖値や血圧に関するデータを比較しました。玄米食を食べたときは、体重、腹囲、内臓脂肪面積、収縮期血圧(上の血圧)が有意に減少することがわかりました。それに伴い、血圧や心臓疾患に影響を与える血管内皮の機能も改善することが示されました。ところが白米食に戻すと、元に戻ってしまうという結果となりました。玄米食は毎日食べ続けないと、効果が出ないことを示唆しています。
Br. J. Nutr., 111, 310-320(2014). doi: 10.1017/S0007114513002432