- 玄米・胚芽米・分づき米をとるように心がける
- 白米に雑穀を加える
※未精白穀物が食べられないときは、玄米酵素で補う
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たんぱく質は動物性より植物性を選ぶことを心がける
少量でもとるように心がける
一日一種類はとるように
できるだけ旬のものを選び、生野菜・温野菜をバランス良く
頭からしっぽまで丸ごと食べられるものを
食物繊維が多いのでいろいろな素材と組み合わせて食べる
できるだけ旬のものをえらび、主食とのバランスを考えて食べる
小さな小鉢や箸休めに
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精製されていないもの(きび糖・てんさい糖など)
精製されていないもの
穀類や果実を主原料として作られたもの
天然醸造のもの
天然醸造のもの
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世界から賞賛されている「日本型食生活」の基本ともいえるのが、先人の叡智として受け継がれてきた「食の三原則」という考え方です。
その動物が何を食べるのに適応しているかは、「歯の発達」「あごの動き」「胃腸や腸内細菌の役割」によって決まります。
草食動物は、植物(葉・穀類)の固い構造をすりつぶせるよう、臼歯が発達し、あごは上下・左右に動かせます。植物の少ない栄養を吸収するために、腸が長くなっています。
肉食動物は、肉を切り裂きやすいよう、鋭くとがった犬歯が発達し、臼歯はハサミのようなかみ形で、あごは上下方向に動きやすくなっています。肉類は胃で十分消化できるので腸は短めです。
ヒトは犬歯より臼歯が発達し、あごを横方向にも動かせ、腸も長めであること、また腸内細菌叢も炭水化物を分解する腸内細菌が多く、肉食動物に特徴的な腸内細菌が少ないことから「穀類・野菜を主に、動物性食品は少なめの食性」が適応食と言えます。
身土不二とは、自分の身体と土は一体であり、自分の住んでいる国、土地でとれたものを食べよう、という考えです。
最近の研究で、日本人の約90%には海藻を消化する遺伝子を持つ腸内細菌がいるのに対し、外国人には非常に少ないことが分かりました(★)。これは日本人が長年、海藻を食べ続けてきたためと思われます。
人間はその環境に合うよう、長い年月をかけて身体を変化させてきました。私たち日本人は、先祖代々食べ続けてきた、穀物・野菜を中心とした日本食が体に合っていると考えられます。
旬も重要です。ビタミンCは旬の野菜に多く含まれています。食がグローバルになった今だからこそ、身土不二を見直したいものです。
★Nature. 2010 Apr 8;464(7290):908-12. doi: 10.1038/nature08937.
一物全体食とは、食べ物はまるごと食べることが理想的、という考え方です。
野菜はできるだけ皮をむかない。魚は切り身よりもまるごとの小魚を食べる。米は白米よりも、精白しない玄米。にんじんに含まれるβカロテンは、実は皮の部分に多く含まれています。丸ごと食べる小魚は、骨まで食べられ、カルシウムなどのミネラルを多く取ることができます。
玄米と白米を比較してみます。便秘を防ぐ食物繊維は、玄米は白米の約5倍。糖の分解や脳・神経の働きを助け、疲労回復に役立つビタミンB1は約8倍。肌を正常に保つビタミンB6は約11倍。玄米は、現代人が不足しがちな栄養素を効率よく取ることができる、まさにスーパーフードです。
玄米と白米に含まれる栄養素を比較したグラフ
以上の「食の三原則」を踏まえ、日本人にとって健康的な食生活を示したのが、日本型ピラミッドです。
このバランスを日々意識したいものです。