1.下痢のために脱水を起こすことがありますので、上手に水分を取りましょう。
- 胃が急に膨らむと反射が起こり、腸が動いて下痢になるので、水分は何回にも分けてゆっくりと飲みましょう。
- 吸収の良い水分を取りましょう。
- 冷たいものは避け、少し温かくしたお茶などが良いでしょう。
- 炭酸、糖分、甘味料の入ったものは避けましょう。
- 体調の悪いときは、スープやお粥など水分の多い食事にすると、食事から水分が取れるのでおすすめです。
- スポーツドリンクは吸収が良いですが、糖分が多く入っているのであまり飲みすぎないように注意してください。
2.楽しい雰囲気で食事をしましょう。
日本の100人の患者さんに調査を行なった結果、食事が楽しいかどうかを聞いたところ「楽しい」と答えた人に対して「楽しくない」と答えた人は2.3倍も悪化していました。また、1人で食べることの多い人が悪化する傾向がありました。
3.決まった時間に朝食、昼食、夕食をとり、間食を控え、1日のリズムを整えます。
朝食を抜く人は男性で2.6倍、女性で2.4倍悪化するという報告があります。
4. 十分な睡眠を取りましょう。日本の100人の患者さんに調査を行なった結果、睡眠時間が7時間以上の患者さんは、7時間未満の人より悪化する率が1/3でした。
5. ストレスのかからない生活を心がけましょう。
<身体的ストレス>
寝不足にならないよう、しっかり睡眠時間をとりましょう。
日焼けもストレスになりますので、強い日差しは避けましょう。
お腹を冷やさないように気をつけ、お腹を強く締め付ける服も避けましょう。
<精神的ストレス>
人間関係のトラブルは、精神的ストレスになります。自分なりのストレス発散法をみつけましょう。
病気のことで不安や心配があるときは、遠慮なく主治医や周りの人に相談しましょう。
6.季節の変わり目に注意
季節の変わり目にも注意が必要です。最も多いのは秋で、その次が春です。
特に1日の気温の変化が激しいときに悪化する人が多いです。
人によって季節が決まっていることが多いので、その季節は特に注意することも大切です。