測るタイミングで数値の意味が違ってきます。
体重はいつ測るかによって数値の意味がまったく違います。その時の体重の意味を理解すれば、体重管理に役に立ちます。体重は、1日の中で1kg程度変動しますが、基準になるのは「朝起きて、排尿した直後の体重」です。 これを「基礎体重」と呼びます。通常、1日の中で最も体重が軽くなるタイミングです。体重が変化するのは、体の中の何かが増減するからです。
体重の変動要因を知り、基礎体重をしっかり測りましょう。
主な変動要因は、(1)水分(尿、汗など) (2)食事 (3)体脂肪 (4)筋肉の4つ。
(1)水分(尿、汗など)と(2)食事は1日の中で大きく変化しますが、(3)体脂肪と(4)筋肉は数日~数週間単位でゆっくりと変わります。基礎体重は、水分や食事など、変動しやすい要因の影響が最も少ないものです。
朝一番なので、朝食はまだ食べていませんし、前日食べたものは睡眠中に消化・吸収され、不要な成分が尿などに集められています。だから朝の尿を出した直後は、水分や食事と言った"浮動部分"の影響が最小限になり、正味の体重がわかります。
体重はいつ測るかによって数値の意味がまったく違います。その時の体重の意味を理解すれば、体重管理に役に立ちます。
体重は、1日の中で1kg程度変動しますが、基準になるのは「朝起きて、排尿した直後の体重」です。これを「基礎体重」と呼びます。
通常、1日の中で最も体重が軽くなるタイミングです。体重が変化するのは、体の中の何かが増減するからです。
これ以外のタイミングで測った体重は、食事や水分の影響を受けて、さまざまに増減します。トイレに行ったり、運動や入浴で汗をかいたりしたあとは数百グラムぐらいすぐに減りますが、水やビールを飲めばあっさり戻ります。そういう上がり下がりに一喜一憂してもあまり意味はありません。まずは基礎体重をしっかり測りましょう。
基礎体重と夕食後体重をグラフにつけると、下のようなジグザグラインになります。
600g以内の目標を守り、日中に8,000歩ぐらい歩けば、基礎体重が1日50gほど減っていきます。これが、脂肪が減った分と考えられ、1ヵ月の累積で約1.5kg減となります。ダイエットには、せひこのグラフをつけてみることをオススメします。