① 糖化を防ぐ
「糖化」とは、糖とタンパク質を加熱すると褐色(あるいは黄色)に変化する現象のことです。この糖化した部分に発生する、終末糖化産物(AGEs)は、老化を促進させます。人間の体中では、細胞や組織を作っているタンパク質に糖が結びつき、体温で加熱されてAGEsができます。糖化を防ぐ食事を心がけましょう。
糖化が人体に与える影響
■皮膚に与える影響-たるみ、しわ、しみ、そばかす
■血管に与える影響-動脈硬化
■骨に与える影響-骨粗鬆症
■目に与える影響-白内障
■脳に与える影響-アルツハイマー病など
② 酸化を防ぐ
「酸化」とは、モノが酸素と結びつく働きをいいます。例えば、リンゴの切り口をそのままにしておくと茶色に変色したり、鉄が次第にサビたりするのも酸化です。酸化は人間の体内でも起こっており、喫煙やストレスなどにより「活性酸素」が大量に発生し、老化の原因になります。老化を遅らせるには、活性酸素を消去する成分(抗酸化物質)の摂取を心掛けましょう。
抗酸化力は年齢とともに低下していく
体内には「活性酸素」を消去する酵素(SODなど)がありますが、SODの活性は20代をピークに年々減少し、50代では約半分にまで低下してしまいます。老化を遅らせるためには、活性酸素を消去する成分(抗酸化物質)の摂取を心掛けましょう。