危険因子をチェックして、あてはまる数が多いほど骨粗鬆症になる心配が高まります。
1. 女性である…男性もならないわけではありませんが、男性に比べて生まれつき骨が細いのと、妊娠、出産でカルシウムを使います。
2. 閉経後である…若くてもなりますが、特に女性ホルモンが更年期に急に減少します。
3. 高齢である…お年寄りの腰痛の原因で一番多いのが骨粗鬆症です。高齢で胃の消化力が落ちている場合は、胃の働きをよくすることが必要です。
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4. 近親者に骨粗鬆症の人がいる…必ずしもなるとは限りませんが、遺伝的体質を持っています。
5. やせている…骨に対してかかる重さが少ないので骨が強くなりにくいです。太っている人のほうが女性ホルモン(エストロゲン)がたくさん出ます。
6. 運動量が少なく筋肉の発達が悪い…運動は骨に刺激を与えて強くします。寝たきりになるとカルシウムとリンが骨から抜け出し、腎臓も悪くなります。
7. カルシウムの取り方が少ない…過激なダイエットをしてはいけません。
8. 脂肪、たんぱく質、砂糖、塩をたくさん取っている…カルシウムの吸収を阻害します。
9. リン酸(加工食品)を取り過ぎる…腸の中でカルシウムと結合し、吸収を阻害します。
10. あまり日光に当たらない…太陽の紫外線には、皮膚で7 - デヒドロコレステロールのようなビタミンD前駆体をビタミンDに変える働きがあります。
11. 下痢をしやすい、または胃腸の手術をして吸収力が悪い。
12. 副腎ステロイドやホルモン剤、ある種の利尿剤を服用している。
13. タバコをたくさん吸う…カルシウムの吸収を抑制します。
14. お酒をたくさん飲む、カフェイン飲料をたくさん飲む…カルシウムの尿中排泄を促進します。
15. 過労や精神的なストレスが強い…過激な運動(マラソンなど)は体重が減りすぎて神経性食欲不振症と同じ理由でカルシウムが減ります。
16. 腎臓の病気がある。(骨軟化症)
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17. 副甲状腺機能亢進症がある。(血液中にカルシウムが高くなる)
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18. その他の病気…免疫異常、膠原病(こうげんびょう)、リウマチ、神経性食欲不振症。
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